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不動産購入を知る【家を買う】注文住宅と比較し、建売住宅のメリットを解説
2023.7.20
戸建ての住宅購入を検討されている方は、建売住宅にするか注文住宅にするか悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では分譲住宅と注文住宅を比較し、メリット・デメリットを交えながら特徴と選び方をご紹介していきます。
1.建売住宅とは?
土地と建物をセットで販売している物件を建売住宅と呼びます。購入者が決まる前に設計と建築工事が始まるため、購入者の意向や希望を取り入れることができません。では、建売住宅と注文住宅の違いにも目を向けてみましょう。漠然と「建売住宅は完成した規格住宅を、注文住宅はカスタマイズができる」このように考えている方が多いのではないでしょうか。上記の説明も間違いではありませんが少し不十分です。大きな違いは、「土地付きの住宅を買う」のか、「土地を買って住宅を建てる」かの違いです。
1-1.建売住宅のメリット
■注文住宅よりも安価
注文住宅よりも安価で住宅を購入できる点がメリットです。建売住宅は一般的に同規格の物件を複数戸建設します。そのため、資材や設備の材料を一括発注することが可能となり、建設コストを抑えられます。
■資金管理が容易
販売価格には土地と建物の代金が含まれているため、資金管理が容易です。また、住宅ローンを組む際にも借り入れが必要な金額が分かりやすいというメリットもあります。
■即入居も可能
販売に先行して建築工事を進めているため、竣工済みなら即入居が可能です。現金での一括購入であれば、最短で2週間程度での入居もできます。また、購入予定の物件が建築中でも、近隣に似た作りの住宅があるケースが多く、内覧の際もイメージしやすくなります。
1-2.建売住宅のデメリット
■間取りやデザインなどの自由度が低い
建売住宅は予め設計された規格に沿って建築が行われるため、間取りやデザインを変更できません。また、変更できる箇所があったとしても制限があるケースが多く、必ずしも理想の出来栄えにはならない恐れがあります。
2.注文住宅とは?
注文住宅は買主が土地を用意し、建物の設計を建築士に依頼、施工会社と建築工事請負契約を結んで建築する方法を指します。
2-1.注文住宅のメリット
■自由な設計が可能
注文住宅の最大のメリットとも言えるのが、自由な設計が行える点です。間取りや外観、使用する資材などを指定できるため、理想の住まいを手に入れられます。またキッチンやお風呂などに導入する設備も自由に選べます。
■予算調整が可能
注文住宅は高価というイメージがありますが、ゼロから作る注文住宅だからこそ、予算の調整が可能です。こだわりの少ない部分についてはグレードを下げてコストダウンを図り、その分を別の箇所に予算を回すなどの調整もできるため、限りある予算を賢く使うことができます。
2-2.注文住宅のデメリット
■入居までの期間が長い
注文住宅では建売住宅と比較して行うべきステップが多く、入居までの期間が長い点が挙げられます。また、入居までの期間が長ければ、仮住まいが必要なケースも発生し、費用負担の増加を招きかねません。
■契約や支払い回数が多い
建売住宅が土地と建物をセットで販売しているのに対し、注文住宅では土地の購入と建物の建築費用を分けて支払うケースが一般的です。そのため、購入の手続きが増え、場合によっては2度のローン審査が発生していまいます。
3.実際の購入者の検討比率
では、実際に分譲住宅・注文住宅を購入した方々が、どの物件種別を検討していたのかを住宅市場動向調査を用いて見ていきます。「住宅市場動向調査」とは、国土交通省が毎年不動産取得者に対して行う調査であり、実際の購入者に対して行われているため、信頼度の高いデータでもあります。
上記の分譲戸建て取得世帯グラフを見ると、分譲戸建て取得世帯の7割以上が注文住宅を検討していたことが分かります。また、その他の物件種別である分譲マンションや中古戸建てを検討していたのは1割程で、注文住宅と新築分譲戸建てのほぼ2択で検討していたことが読み取れます。続いて、注文住宅取得世帯のグラフに目を向けてみましょう。分譲戸建を検討したのは6割程に留まっています。また、分譲のマンションや中古戸建てを検討していた方が分譲戸建て取得世帯に比べて多いことも見て取れます。
4.建売住宅と注文住宅の取得費用比較
この章では、建売住宅と注文住宅の取得費用の差に目を向けていきます。以下の画像はフラット35を利用したユーザーに実施したアンケート調査の結果です。
上記のグラフを見ると、同条件である「土地付注文住宅」と「建売住宅」の平均所要資金の差はおよそ800万円の価格差です。また、年を追うごとに平均価格が高騰しているのが見て取れます。これは建築資材の高騰などが要因として考えられ、今後も上昇傾向が続く見通しです。なお、2020年に平均価格が下がっている事が分かります。これは新型感染症の蔓延による先行き不安などで、一時的に住宅の購入需要が下がったことが要因として考えられます。加えて、都心地域での空地の減少も土地付注文住宅の高騰の要因でもあります。注文住宅では、建物の建築前に土地の確保が必要です。そのため土地の需要が高まり、地価の高騰による煽りを受けているといえるでしょう。
5.建売住宅と注文住宅の購入の流れ
建売住宅と注文住宅には、購入の流れにも違いが生まれます。以下の図を基に各種別ごとの流れを理解していきましょう。
5-1.建売住宅
建売住宅の購入の流れは以下のとおりです。
一般的に建売住宅の購入では、大まかに6つの工程を踏まえることで完了します。すでに竣工(完成)している住宅も多く、実際の物件を見ながら比較検討できることも特徴です。実際の物件を見ることができれば、暮らしのイメージも湧きやすく購入後の不安解消に繋がるでしょう。また、販売価格に土地と建物の費用が含まれているため、住宅ローンの審査が1度で済むメリットがあります。煩雑な書類作成などは不動産会社が行ってくれますが、確実に手間や負担を減らすことが可能です。すでに完成している物件を購入する場合は入居までの期間が短く、仮住まいを挟まずに入居できることから、費用負担も軽減できる可能性があります。
建売住宅の物件探しのコツについては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひこちらの記事もご覧下さい。
5-2.注文住宅
注文住宅の購入の流れは以下のとおりです。
一般的に注文住宅の購入では、大まかに10の工程を踏まえることで完了します。建売住宅との大きな3つの違いは「土地探しを行う」、「工事請負契約を締結する」、「ローン審査を2回行う場合がある」です。注文住宅は基本的に土地探しから行う必要があり、加えて設計について打ち合わせる必要があります。また、土地代金を持ち出しで一括購入できない場合、建物とあわせて2度のローン審査を行わなければなりません。必然的に建売住宅よりも入居までの期間が延び、仮住まいが必要になる場合もあります。注文住宅の購入には緻密なスケジュール管理が必要です。
6.今は建売住宅がオススメです!
昨今の資材高騰や先行き不安などを鑑みると、しばらくの間は建売住宅がオススメであると言えるでしょう。
6-1.都心地域の空地が減少中
先述したとおり、都心地域の空地は超が付くほど品薄状態であり、仮に空地があっても需要が多く価格が非常に高騰しています。加えて自由設計の注文住宅では費用負担がより一層増加する恐れもあります。比較的郊外に建てられることの多い建売住宅であれば、適正な価格で購入ができ、購入後の豊かな暮らしを実現しやすいと言えるでしょう。
6-2.資材高騰による建設費の増加と工事期間の長期化
現在、不安定な社会情勢や紛争の影響で資材の高騰と、新型感染症によるコンテナ不足による物流の遅延も発生しています。注文住宅は比較的入居までの期間が長く、長期化に伴う懸念も考慮しなければなりません。建売住宅であれば、ある程度規格化された資材を利用することで費用を抑えられるほか、入居までの期間を短縮できる可能性があります。
6-3.何より建売住宅なら費用を抑えられる
上記の説明でも軽く触れていますが、昨今は住宅にまつわる資材が高騰しているため、全体的な販売価格、建設費用も高騰しています。そのため、数年前の予算で購入できていたグレードの住まいが現在では予算超過してしまうケースが増えています。不動産の購入後は、維持費などの貯蓄も必要であり、ライフステージの変化に合わせて出費も増加します。購入後の豊かな暮らしには、住まい自体の購入価格を抑えられる建売住宅がオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事では、よく比較される建売住宅と注文住宅の特徴や違いを、メリット・デメリットを交えてご紹介してきました。では今回の記事でご紹介した内容を振り返っていきます。
■建売住宅
【メリット】
・比較的建設コストを抑えられる
・販売価格に土地と建物代金が含まれており、資金管理が容易
・購入者募集と並行して工事を進めるため、すでに完成している場合がある
【デメリット】
・間取りやデザインなどの自由度が低い
■注文住宅
【メリット】
・間取りや外観に加え、設備も自由に導入することができる
・使う資材やグレードを変更することで、予算調整が可能
【デメリット】
・入居までのステップが多く、期間が長い
・土地と建物が分かれているため、契約や支払い回数が多い
■取得費用の比較
・所要資金平均はおよそ800万円の差
・今後も全体的な所要資金の高騰が続いていく見込み
■建売住宅と注文住宅の購入の流れ
・注文住宅には「土地探し」「工事請負契約の締結」「2回のローン審査」などのステップがあり、建売住宅よりも入居までの期間が長いケースが多い
■今は建売住宅がオススメ!
・都心地域の空地が減少&高騰中
・資材高騰による建設費の増加と工事期間の長期化
・何より建売住宅なら費用を抑えられる
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