マンション・戸建てどっちがお勧め?メリット・デメリットを比較 | 東京・神奈川の不動産のことならエムイーPLUS町田

不動産コラム

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不動産購入を知るマンション・戸建てどっちがお勧め?メリット・デメリットを比較

住宅購入を検討されている方々が一度は悩まれたであろう、マンションor戸建て問題。今回の記事では、各メリットとデメリットを比較し、資産価値も交えてご紹介していきます。

1.マンションのメリット・デメリットを比較

まずはマンションのメリットとデメリットを見ていきましょう。マンションは駅チカの物件が多かったり、豪華な共用施設が多かったりと華やかなイメージがあります。一見良い所ばかりにも見えますが、広い視点で見ていくと一部デメリットも見えてきます。

マンションのメリットとデメリット

1-1.マンションのメリット

■好立地の物件が多い

一般的にマンションは戸建てと比較すると好立地物件が多く存在しています。好立地であることで、通学や通勤、お買い物にかかる時間を短縮することが可能です。また、徒歩分数が少なければ、防犯的な観点からも安心して帰宅できます。
 

■セキュリティが整った物件が多い

管理人が常駐していたり、防犯カメラの設備が整っている等、マンションは防犯性が高くセキュリティが整っている傾向があります。同様のセキュリティを個人所有の戸建てで叶えることは難しく、居住者全員で費用を出しあえるという点はマンションのメリットであるといえます。
 

■便利な付帯設備のある物件が多い

マンションには、居住者のみが利用できる共用施設が備わっている場合があります。近年では普通のマンションでも、プールやジム等の豪華な設備が揃った物件が増加中です。またゲストルームのあるマンションでは友人や遠方の家族が訪れた際の宿泊費用を抑えることが可能です。なお置き配にもマンションの設備が役立つ場合があります。部屋の前への置き配では盗難の恐れがありますが、宅配ボックスが設置されていれば鍵をかけられるため盗難の心配は不要です。
 

■法定の耐用年数が長い

不動産には税法上、どれだけの期間価値が残るのかを示す「法定耐用年数」という概念があります。マンションの資産価値が見込まれるのは、この「法定耐用年数」が戸建てよりも長いことが理由です。なお法定耐用年数は構造や用途(住宅利用か店舗利用か)によっても変わってきます。住宅利用の場合は木造の戸建てが22年なのに対し、鉄筋コンクリート造のマンションは47年です。そのため、資産価値としての下落が抑えられるメリットがあり、より高い価格での売却が出来る可能性があります。
 

■居住者間のコミュニティがある

居住者同士のコミュニティが形成されやすい点もメリットです。特にファミリー層が多いマンションでは同世代や似た境遇の入居者が多く、子供同士の遊び相手が出来たり、コミュニティが形成されることでのメリットが多く享受できます。また、防犯上の観点から顔見知りが増えることで監視の目が増え、登下校やマンション周辺での安全確保にも繋がります。
 

■ワンフロア物件が多く、上り下りが無い

マンションの専有部はワンフロアが主流です。そのため、お年を召した方でも生活しやすいというメリットがあります。エレベーターが完備された物件であれば、日常の上り下りも必要とせず快適な生活を送ることが可能です。足腰に不安を覚えるご家族がいらっしゃる方は戸建てよりも、マンションが便利であるといえます。

1-2.マンションのデメリット

■管理費や修繕積立金の費用が発生する

マンションでは維持管理費や修繕積立金が発生するケースがほとんどです。この維持管理費や修繕積立金は管理人の雇用、共有部の維持管理、将来の大規模な修繕等に充てられます。住宅ローンを利用して購入された場合は月々の返済に加えて出費が発生してしまいますので、注意しておきましょう。
 

■駐車場や駐輪場にも費用が発生する

戸建てであれば駐車場のある物件を選んだり駐輪スペースを自由に作ることが可能です。しかしマンションの場合は月々の費用が発生します。自動車を所有されている方は毎月の利用料が発生することも頭に入れておきましょう。
 

■生活音やマナー等のトラブルが起こる場合がある

生活音やマナーに関するトラブルは戸建て住宅より増える傾向があります。生活サイクルや家族構成はもちろんのこと、音に対する感じ方も人それぞれです。お互いが心地よく暮らせるよう、配慮は必ず行いましょう。
 

■リフォームやリノベーションに制限が発生する

近年人気が急増しているマンションのリノベーションですが、建築方法や建物の構造によってはリノベーションを行う際に制限が発生する場合があります。特に水回りや壁の配置等は耐震性や構造に関わる部分ですので自由な配置が行えないケースがあります。必ず購入前に不動産会社へリノベーションが行える範囲と制限を確認しておきましょう。
 

■管理規約に従う必要がある

マンションに居住する場合は、管理規約に従う必要があります。所有物件であっても、自由には行えない場合もありますので、購入前の確認が必要です。特に頻出する管理規約トラブルでは楽器使用の時間制限やペットの飼育等が挙げられます。

2.戸建てのメリット・デメリットを比較

続いて戸建てのメリットとデメリットを見ていきます。戸建ては自由気ままにのんびりと暮らせるイメージがあります。庭で趣味に没頭したり、駐車スペースや屋上を作ったりとご自身の好きなように暮らすことが可能です。しかし、戸建てにもデメリットはあります。詳しく見ていきましょう。

戸建てのメリットとデメリット

2-1.戸建てのメリット

■購入後の管理費等の追加費用が発生しない

マンションとは違い管理費等の毎月の出費は発生しません。また管理権限は全て所有者に帰属するため、所有地内であれば増築や改築も自由です。お子様の独立や生活環境の変化で間取りを変更されたい時も、自由にリフォームやリノベーションが行えます。
 

■プライバシーが確保でき、トラブルが起きにくい

戸建ては隣家とのスペースや距離が確保できている場合が多く、マンションと比較してプライバシーを確保しやすいと言えます。また上下の生活音に関しては一切の心配が不要であるため、自由な生活を送れます。
 

■庭や駐車スペースを自由に確保できる

庭や駐車スペースを自由に確保できる点も非常に大きなメリットです。マンションは基本的に居室空間のみが専有スペースとなるため、新たなスペース確保には難しさが生まれます。対して戸建てであれば自身の所有地内で好みの空間や便利さを追求できます。
 

■土地が資産になる

戸建ての購入時は多くの場合で土地の所有権も併せて購入します。建物自体は築年数に応じて価値が下がってしまいますが、土地は時間経過による価格下落の心配はありません。売却時や住み替え、相続時には土地が大きな資産となります。
 

■自由な間取り設計と空間創りが行える

注文住宅であれば、理想の空間をゼロから創り出すことができます。部屋数や間取りはもちろんのこと、床材や外壁をこだわることも可能です。自由な間取り設計と空間創りは戸建て規模だからこそ行えるメリットと言えるでしょう。
 

2-2.戸建てのデメリット

■維持管理を自己責任で行う必要がある

戸建ての維持管理は所有者ご自身で行う必要があります。マンションと違い毎月の積み立てはありませんが、どこかのタイミングで必ず修繕を行わなければなりません。建物の状況によっては費用がかさむ場合もあります。ご自身で必ず修繕費用を確保しておきましょう。
 

■セキュリティ上のリスクが増加する

戸建て物件はマンションと比べてセキュリティリスクが増加する場合があります。対策としては、玄関へのオートロック機能の導入、窓や扉の施錠の徹底、防犯カメラやセキュリティ会社との契約を行うことでリスクを低減することが可能です。
 

■法定の耐用年数が短い

戸建ては一般的に木造が多く、鉄筋コンクリート造のマンションよりも法定耐用年数が短く設定されています。そのため、マンションよりも資産価値の下落速度が早まります。売却を予定されている方は資産価値の下落に注意しましょう。
 

■土地に建築制限が敷かれている場合がある

一般的には住宅地を守る目的の強い建築制限ですが、戸建ての魅力である自由な間取り設計と空間創りが行えない場合もあります。設計の段階で必ず不動産会社かメーカーへ確認しておきましょう。

3.資産価値から見るマンションと戸建て

メリット・デメリットの部分でも軽く触れましたが、マンションと戸建てでは資産価値の下落速度が異なるため、築年数による査定価格の推移にもズレが生じます。中古物件の購入を検討されている方は、グラフをもとに買い時の築年数を見極めていきましょう。

築年数による査定価格の推移例

グラフを見ると、中古マンションの査定価格は一定の割合で下落しています。対して戸建ての査定価格は築15年を境に下落が緩やかになっていることが分かります。マンションか戸建てかで迷われている方で、築浅の購入を検討されている場合は、築15年までの戸建物件を選ぶと購入費用を抑えることが出来ます。同じ築年数であっても物件の構造や種別によっても大きな差が生まれることを把握しておきましょう。なお中古戸建を購入する場合は土地も併せて購入するケースが多く、土地に関しては年数経過による資産価値の下落はありません。


物件探しのコツは以下の記事でもご紹介しています。新築、中古物件選びの際のポイントをマンションと戸建てに分けて記載していますので、ぜひ参考としてご覧ください。

【購入前に知りたい】物件探しのコツ

4.マンションと戸建て、結局どっちが良いの?

戸建てとマンションどっちが良いかは、家族構成やご職業、エリアや購入価格によっても変わってくるため、一概には言えないのが実情です。ただし今回の記事でご紹介した項目をご自身の状況に当てはめていくと、自ずと購入すべき種別が見えてくるのではないでしょうか。では今回の記事内容をおさらいしていきましょう。

マンションと戸建て、どちらが向いているかの比較表

4-1.マンションが向いている方

マンション購入は画像でも示した通り、アクセスや利便性を特に重視される方に向いていると言えるでしょう。ファミリータイプのマンションであれば居住者間のコミュニティも生まれるため、小さなお子様のいる子育て家庭にも心強いと言えます。戸建てに比べて月々の出費は多い傾向にありますが、個人では叶えられないセキュリティと付帯の共有設備があることで豊かな暮らしにも繋がります。
 

■マンション向きの方のチェックリスト
・アクセスや利便性を重視している
・自動車やバイクを所有していない
・小さなお子様がいる子育て世代
・セキュリティや防犯性を重視している
・高齢のご家族がいらっしゃる方

4-2.戸建てが向いている方

戸建ては自由に理想の暮らしを過ごしたい方に向いていると言えるでしょう。アクセスはマンションに比べてやや劣りますが、月々の出費が無く駐車スペースを確保できます。また土地の資産価値は時間経過では下がりませんので、将来的な売却にも大きな助けとなります。さらに注文住宅であれば理想の住まいを叶えられます。一番大きな買い物であるからこそ、こだわり抜いた暮らしを叶えたい方は戸建てが向いているのではないでしょうか。
 

■戸建て向きの方のチェックリスト
・土地の資産価値を重視している
・自動車を所有している
・理想の間取りや空間のイメージがある
・プライバシーの確保を重視
・自由なリノベーションを行いたい
・在宅での勤務が多い方

5.まとめ

いかがでしたでしょうか、本記事ではマンションと戸建てのメリット・デメリットから資産価値としての視点でどっちが良いのかをご紹介してきました。本記事でご紹介した内容を振り返っていきましょう。
 

■マンションのメリット
・好立地の物件が多い
・セキュリティが整った物件が多い
・便利な付帯設備のある物件が多い
・法定の耐用年数が長い
・居住者間のコミュニティがある
・ワンフロア物件が多く、上り下りが無い

■マンションのデメリット
・管理費や修繕積立金の費用が発生する
・駐車場や駐輪場にも費用が発生する
・生活音やマナー等のトラブルが起こる場合がある
・リフォームやリノベーションに制限が発生する
・管理規約に従う必要がある

■戸建てのメリット
・購入後の管理費等の追加費用が発発生しない
・プライバシーが確保でき、トラブルが起きにくい
・庭や駐車スペースを自由に確保できる
・土地が資産になる
・自由な間取り設計と空間創りが行える

■戸建てのデメリット
・維持管理を自己責任で行う必要がある
・セキュリティ上のリスクが増加する
・法定の耐用年数が短い
・土地に建築制限が敷かれている場合がある

■資産価値から見るマンションと戸建て
・マンションは一定の割合で下落
・戸建ては築15年までは急激に下落、その後は緩やかに

■マンションと戸建てどちらが良いのか
チェックリストを参考にご自身の状況に当てはめてみましょう



マンションと戸建てどちらが良いのかは、お客様の状況次第で異なります。各種別のメリットとデメリットを鑑みて、ご自身の状況とチェックリストを照らし合わせてみましょう。エムイーPLUS町田はこれまで多くのお客様の購入のお手伝いをしてきました。また、インターネット広告に力を入れ、他店を圧倒する物件掲載数を誇っております。これまで培った豊富な経験とノウハウからお客様の状況に沿ったご提案が可能ですので、是非エムイーPLUS町田へご相談ください。

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