【中古物件】購入前に知っておきたい!内覧時のチェックリスト | 東京・神奈川の不動産のことならエムイーPLUS町田
不動産コラム
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不動産購入を知る【中古物件】購入前に知っておきたい!内覧時のチェックリスト
2023.3.20
今回の記事では中古物件の内覧について、チェックしたいポイントに加えて売主に確認しておくべきことをご紹介します。中古物件は新築と比べて費用を抑えることができ、理想がかなえやすいのが特徴です。その一方で中古物件は築年数が経過しているため、劣化や欠陥がある可能性が高いです。理想のマイホームを手に入れるためにも、購入後に後悔をしないためにも本記事の内容をしっかりと理解して納得のいく物件探しをしましょう。
1.内覧当日までにしておくこと
1-1.戸建て、マンション共通
■確認事項のリストアップ
効率的な内見を行うために確認事項のリストアップをしておきましょう。チェックしたい部分に加えて、売主へ聞きたいことまでリストアップしておくことをオススメします。また事前にリストアップしたものをチェックリスト化しておくと確認漏れを防ぐことができ、内覧時に非常に役立ちます。
■家具の寸法を測る
現在の住まいで使用している家具を新居でも使用する場合はサイズを測っておくことをオススメします。事前にサイズを測ることで、配置スペースの有無や搬入経路を内覧時に確認することができます。特に冷蔵庫等の大型の家電や家具が搬入できない等の問題が発生する可能性があるため、しっかりと確認しておきましょう。
■物件周辺を見ておく
事前に物件周辺を確認しておきましょう。内覧は昼間に実施されることが多く、平日の夜等の違う時間帯に周囲の状況を確認するのがオススメです。また、事前に周辺環境を見ておくことで、内覧時に売主や不動産会社のスタッフに聞く事ができます。
1-2.マンション
■管理規約を確認する
管理規約とは区分所有法という法律によって規定された、区分所有者の権利や義務等の基本的なルールです。例えばフローリングの場合、遮音機能に規定があったり床材の変更が禁止が管理規で定められている可能性があります。購入後にリフォームやリノベーションを検討している場合は、事前に確認して理想的なリフォームやリノベーションが可能か否かを検討しましょう。
2.内覧時のチェックリスト
内覧時のチェックリストは以下のとおりです。物件によって異なりますが、今回は特にチェックして頂きたい項目をご紹介いたします。
2-1.中古戸建てと中古マンションの共通チェックリスト
中古戸建てと中古マンションの共通チェックリストは全33項目あります。内容は以下のとおりです。
■物件外部
・外壁や基礎にヒビが入ってないか
・ベランダの手すり等の鉄部分が錆びていないか
・腐敗部分や破損部分はないか
■物件外部と室内
・遮音性があるか
■室内
・図面との相違がないか
・コンセントや収納の使い勝手
・収納スペースにカビが発生していないか
・日当たりや風通し
・間取りは問題ないか
・生活動線は確保できているか
・臭いは大丈夫か
・建具の強度は問題ないか
・開閉物の動きはスムーズか
・点検口に水漏れやカビが発生していないか
■内装
・床にたわみや歪みがないか
・傾斜はないか(水平垂直精度の確認)
・床鳴りはしていないか
・窓の回りに雨漏りの痕跡や黒ずみがないか
・壁紙にタバコの臭いが染み付いていないか
・天井に染みがないか(真上に水回りがある場合は要注意)
■水回り
・水漏れがないか
・床の浮きが起こっていないか
・水染みはできていないか
・コンロは問題なく使用できるか
・各水栓は問題なく使用できるか
・吐水量は適量か
■設備
・電気等の配線不良はないか(電気が付かない場合は要チェック)
・給湯器の寿命が来ていないか
・換気扇やエアコンに寿命が来ていないか
・インターフォンは問題なく作動するか
・その他の設備不良はないか
■周辺環境
・住環境に問題はないか
・アクセスに問題はないか
2-2.中古戸建てのチェックリスト
中古戸建てのチェックリストは全2項目あります。共通チェックリストと併せて確認しましょう。
■物件外部
・雨どいの破損はないか
・窓と壁の間に隙間がないか
2-3.中古マンションのチェックリスト
中古マンションのチェックリストは全3項目あります。共通チェックリストと併せて確認しましょう。
■物件外部
・破損部分が放置されていないか
■共有部分
・オートロックは機能しているか
・共有部分は清掃されているか(エントランス・ゴミ置き場・自転車置き場等)
内覧時のチェックポイントは以下の記事でもご紹介しています。物件探しの際のコツや不動産会社を選ぶポイントも併せて記載していますので、ぜひ参考としてご覧下さい。
3.内覧時に確認しておくべきこと
中古物件の場合、物件に関しての不安点を直接売主に確認することができるため、事前にリストアップしておきましょう。しかし内覧は時間が限られているため、住んでいる売主にしか分からない質問と不動産会社のスタッフでも回答できる質問を見極めることが重要です。
3-1.売主に確認しておくべきこと
■公共交通機関の実態
物件探しの際にアクセスを重視する方も多いのではないでしょうか。最寄り駅から物件までの所要時間や最終運行時間は調べることができますが、売主に確認しないと分からない情報もあります。例えば、通勤ラッシュ時の込み具合や周辺道路の渋滞具合です。通勤や通学等の毎日の生活に関わる情報のため、必ず確認しておきましょう。
■近隣住民や隣人について
近隣住民や隣人は入居後も関わる機会が多いため、関係性やトラブルの有無を確認しておきましょう。更に戸建ての場合は町内会の行事やルールも事前に確認しておくこともオススメです。マンションの場合は隣人に加えて上下階の住人に関しても、可能な限り確認しておくことで入居後のトラブル防止に繋がります。
■周辺施設の情報
生活をする上でスーパーやコンビニ、病院等の周辺施設の利便性は重要になります。物件からの距離は調べることができますがスーパーであれば品揃えや価格帯を、病院であれば評判を聞いてみましょう。事前に聞いておくことで周辺設備の利便性を判断する材料となります。更に周辺施設は生活の中でも利用頻度が高く、実態を知っておくことで入居後の生活にも役立ちます。
■設備の不具合やリフォーム履歴
中古物件は築年数が経過している物件も多く、設備に不具合が発生しているケースも少なくありません。不具合があった場合、購入後に修繕費がかかってしまったり入居が遅れるリスクがあります。内覧時に不具合を発見した場合は、修繕の提案や値下げ交渉も可能なため内覧時に必ず確認しておきましょう。またリフォーム履歴に関しても事前に確認しておくことをオススメします。特に外壁等の修繕費は、入居後のメンテナンスや資金計画に関わるため内覧時に確認しておきましょう。
3-2.不動産会社のスタッフに確認しておくべきこと
■売却理由
売却理由を聞いておくことで入居後のトラブルを未然に防ぐことができます。隣人トラブルや治安の良し悪しに加えて周辺環境の利便性が要因で売却を検討している場合、購入後のトラブルや後悔に繋がる可能性があります。しかしプライベートな事情で売却を検討している場合もあるため、売主に直接聞く前に不動産会社のスタッフに確認することをオススメします。
4.内覧時の気になるあれこれと注意点
中古物件の内覧は、売主も同席するのが一般的です。そのため内覧に関して気になるポイントと注意点を事前に確認をしておきましょう。
4-1.内覧時の服装
内覧時の服装に関して迷う方も多いと思いますが、決まりがないため普段着で構いません。しかし、過度な露出や部屋着等は売主に悪い印象を与えてしまう可能性があるため控えましょう。また、内覧では外壁や外観等のチェックもするためヒールよりもスニーカーを、スカートよりもパンツスタイルをオススメします。
4-2.手土産は必要?
内覧時に売主への気遣いとして手土産を持っていこうと考える方も多いでしょう。しかし一般的に手土産を渡す必要はありません。手土産を持っていくことで売主を困惑させてしまう可能性もあるので注意が必要です。
4-3.値下げ交渉
内覧時に値下げ交渉を行うのは、売主に対して失礼にあたるため注意が必要です。内覧中は売主に直接交渉するのはもちろんのこと、不動産会社へ相談するのも控えましょう。また値下げ交渉を希望する場合は、内覧後に不動産会社のスタッフを介して行うのが一般的です。
4-4.写真は許可を得てから
内覧後の物件材料として、内覧時に写真を撮っておくことをオススメします。しかし、売主によっては抵抗を持たれる可能性があるため必ず許可を取りましょう。また写真以外にも、クローゼットや収納を確認する場合や家の物に触れる場合も同様の事が言えます。特に売主が居住中の場合はプライベートな空間を内覧する訳ですから、双方が心地よく内覧を行うために必ず一声かけましょう。
4-5.内覧は一度だけ?
中古物件は売主が居住中の場合も多く、「何度も内覧するのは申し訳ない」と感じる方もいるかもしれません。しかし不動産は大きな買い物になるため、納得のいく状態での購入が理想です。一度の内覧で気になる部分をクリアにできない場合は、不動産会社のスタッフや売主と相談しながら可能な限り内覧を行うことをオススメします。
5.ホームインスペクション
5-1.ホームインスペクションとは
ホームインスペクションは「住宅診断」とも言い、専門家である「住宅診断士」が第三者的な立場から物件の施工不良や欠陥の有無を調査することです。中古住宅の売買に限らず、新築住宅にも利用されることが多いサービスです。
5-2.中古物件のホームインスペクション
2018年の宅地建物取引業法の改正により中古物件の売買においてホームインスペクションが義務化され、国内でも需要が高まりました。義務化されたのは制度の説明と売主が希望した場合の斡旋に加えて、実施した場合の結果の説明、建物の状況を書類で説明することです。法改正によって義務化されたのは実施ではないため、ホームインスペクションを実施していない物件も多くあります。
5-3.トラブル回避にはホームインスペクションを利用しよう
先述したようにホームインスペクションの実施は義務化されていないため、実施していない物件も多くあります。トラブルの回避や不安軽減のために「ホームインスペクション」の利用をオススメします。専門的な知識を持つ住宅診断士が物件を細かくチェックしてくれるサービスのため、不安なく万全な状態で新居に移りたい方は検討してみてはいかがでしょうか。
また、ホームインスペクションについては、以下の記事でご紹介しています。ホームインスペクションの必要性、費用相場や瑕疵保険に関して詳しく解説しております。こちらもぜひ購入前にご参考になさって下さい。
住宅購入時のホームインスペクションまとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事では、中古物件の内覧でチェックしたいポイントに加えて売主に聞くべきことをご紹介しました。中古物件は新築と比べて築年数が経過しているため、欠陥や劣化に加えて故障等の問題が発生しやすいです。費用を抑えながら良い状態の物件を手に入れるためには内覧が非常に重要です。本記事でご紹介した内容をしっかりと理解し、理想の詰まった住まいを探しましょう。それでは、本記事でご紹介した内覧についておさらいします。
■内覧当日までにしておくこと
~戸建て、マンション共通~
・確認事項のリストアップ
・家具の寸法を測る
・物件周辺を見ておく
~マンション~
・不動産会社に管理規約を確認する
■内覧時のチェックリスト
・物件外部、室内、内装、水回り、設備、周辺環境に関して全33項目をチェックしよう
・中古戸建ては33項目に加えて物件外部に関して全2項目をチェックしよう
・中古マンションは33項目に加えて物件外部、共有部分に関して全3項目をチェックしよう
■内覧時に確認しておくべきこと
~売主に確認しておくべきこと~
・公共交通機関の実態
・近隣住民や隣人について
・生活の利便性
・設備の不具合やリフォーム履歴
~不動産会社のスタッフに確認しておくべきこと~
・売却理由
■内覧時の気になるあれこれと注意点
・服装は自由でパンツスタイルがオススメ
・手土産は不要
・値下げ交渉はその場でしない
・写真撮影や物に触れる場合は許可が必要
・内覧は一度で必ず終わらせる必要はない
■ホームインスペクション
・ホームインスペクションとは住宅診断士が物件の不具合や欠陥の有無を調査すること
・中古物件の売買ではホームインスペクションが義務化された
・義務化されたのは以下の3つ
①義務化されたのは制度の説明と売主が希望した場合の斡旋
②実施した場合の買主に対する結果の説明
③建物の状況を書類で説明
・不安なく万全な状態で新居に移りたい方にはオススメのサービス
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